バリー・L・レヴィ脚本・ピート・トラビス監督の作品である。
どうやら原作は無く、オリジナルの物語の様である。
僕はこのお二人の名前を今回初めて知った。
これからの作品も随分と気になる方々なのだ。
面白かった。
物語の進むスピードがとても良かった。
冒頭から速攻で展開させて行く所はカッコ良いなと思った。
「あそこはどうなってたっけ?」と感じていた僕が構成の妙で納得させて貰い、また次の課題と言うかヒントをチラリと提供させられた所は「そんなに引っ張るなよなぁー」と思った。
でも、こういう瞬間が楽しく、嬉しい「物言い」どころである。
それでもぬるくならずにラストまで走り抜けてまとめ上げるのだから流石である。
ハワードを演じていたフォレスト・ウィッテカーさんが良かった。
この方のほっこりとした柔らかさが僕は好きなのである。
それにしても素敵な役者さん達の多数出演で贅沢なキャスティングだった。
先日読んだ手島龍一氏の「ウルトラ・ダラー」にも「シークレット・サービス」に所属しているマイケル・コリンズという男が登場して来る。
英国の諜報部員のスティーブン・ブラッドレーの英国オックスフォード大学時代のクラスメートである。
彼はローズ奨学制度でハーバード大学から来たアメリカ人である。
この本を読むまでは僕は「シークレット・サービス」の方々は要人警護のスペシャリストだと思っていた。
しかしこの業務以外にも紙幣の偽造・コンピュータ犯罪・クレジットカード詐欺などの摘発も行っているそうである。
そしてこの著によると同時多発テロ事件の後に財務省から国土安全保障省に官轄が移ったのだが
実質的な支配権はホワイトハウスと財務省にあるらしく、グレーゾーンにも登場してCIAとその実態は変らないとの事である。
そして鑑賞後に手にしたチラシにもこの機関の記述があった。
このチラシによると1865年に偽造通貨取締りを目的として組織されたそうである。
マイケル・コリンズはこの組織で偽造通貨の摘発をお仕事としている。
手島龍一氏に「ウルトラ・ダラー」のスピン・オフ企画としてシークレットサービスを舞台として
所属のマイケル・コリンズを主人公に据えて物語を紡いで頂けないだろうか?
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